借金返済中の主婦として東洋新報社の取材を受けて

      2017/08/03

実はしばらく更新できない間に少し色々なことがありました。

精神的にもしんどい今はブログを書くのも見るのも辛い時があるけど、そんな時だから借金返済に向き合うために、借金は減るどころか返済すらまともにできていないのですが・・・

こんなブログですが救われることがあります。

そんなある日のコンタクト欄からメッセージが届きました

なんと、こんな借金主婦の私を取材したいという旨のメッセージでした。
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借金返済中の主婦として雑誌取材を受けて。

私は父が病気で大変な時にすら私の借金がすべてのことの邪魔になるという気持ちから、色々な思いがすべて悪いことへとしか考えられなくなっていたり、人とのかかわりを億劫に感じるようになり、少しづつ人との関りをしなくなってきていました。

でもこんな私でも誰かが見てくれてると思うと、ひとりで悩んでうつむいてばかりではいけないと思える取材でした。

取材依頼が来て・・・

ブログというインターネットの中では元気に振舞っているつもりでも、現実の私は匿名の私と違い正反対。

それでもインターネットという匿名の世界から現実の私に、現実世界の人から取材の依頼が来たというのは、本当に信じられない思いでした。

同時に何で私に?こんな借金主婦の私の何を聞きたいの?何もないわたしなのに・・・という思いに駆られました。

私のほうこそ数ある借金ブログの中から「なぜ私なのですか?」と取材したい気持ちでした。

正直、借金返済もままならないし・・・

父の状態も今以上に最悪を覚悟していた時だっただけに、とても気持ちに余裕もないのだけど、思い切って人生はじめての取材というものを受けてみようと思いました。

借金苦を嫌というほど味わっているいま、どうかするとネットの匿名の世界に閉じこもりたいほどだけど・・・

その匿名の世界から現実の世界に引き戻されていくような感覚の今回の取材依頼、不思議な気持ちだけど今の私には必要なことかもしれないと思いました。

私の話なんて聞いてもつまらないと思うけど・・・それでも取材をしたいと言ってもらえるのなら、なにか世間や借金のありかたについてとか難しいことは分からないけど何か役に立つことでもあるなら。

そんな思いで半信半疑で取材申し込みしてくれた方に連絡を取ってみました。

記者さんとの連絡、私の2つの不思議な気持ち。

取材をしてくださったのは東洋経済新報社の方でした。

なんかきちんとしたメディアの取材で本当にいいのだろうかという思いと、こちらの雑誌社ならという安心して取材を受けられるという思いがありました。

相手は女性の方なのでさらに一安心、何度かメールでやり取りをしてお会いすることに決めました。

このメールを見たとき・・・

「近年、銀行カードローンの貸出額が急激に増えており、テレビCMでもさかんに放映されている一方で、借金に苦しむ方が増えておられることについて、私たちは問題意識を持っております。」
「弊誌『週刊東洋経済』は、経済の専門家や企業の経営層の方々にも読んでいただいていることから、こうした現状を伝える上で、みかさんのお話は大変貴重なものになると考えております。」

あまり世間の様子や社会のことを知らない私ですが、私自身に他人に役立つ情報があるかないかではなく、私の情報がどんな方向でどんな風に思われても、私のような生活レベルの借金主婦の現状を知らない誰かに、何かの役にたつ情報になれるんだという不思議な気持ちでした。

同時に、私の借金も少しは役に立つこともあるんだ!という驚きと困惑の気持ちでした。

そう思うと、主婦で借金を抱えていることに、常に私は悪い事をしている、そう自分を責め続けてきた思いがほんの少しだけ楽になりました。

取材当日までの一難去ってまた一難。

メールで連絡を取り最初のやり取りから2週間後にランチをしながらお会いすることになりました。

ですが当日までが一難去ってまた一難な出来事が続きました。

まず私の中で問題になるのは、取材当日に子供を保育園へ預けなければならないことです。

預けることが嫌なのではなく預けるにもお金がかかるからです。

借金返済さえ満足にできていない今、お金がない私にとってはその保育園代も、そこに使う時間もお金に代わるものだからです。

恥ずかしい気持ちもありましたがそのことを伝えたところ、取材にかかる費用として交通費や必要な経費として出してもらえることが分かり、一安心。

借金の問題のこともそうだけど、不安に思ったことは自分から積極的に聞いてみるものだと改めて思いました。

これで一つ問題がクリア。

ですがちょうど取材の約束をした数日前から入院中の父の状態が急に悪化していました。

私は当日になってもギリギリまで取材に行くか断ろうかと悩んでしまいました。

どうしようか迷ったけど、約束はしたからには出来る限り守りたいし、でもなんか不安に思う気持ちがあったので・・・

その時、私がこのブログを始めるきっかけを作ってくれた同じ借金主婦の明日香さんが慕うゆう子さんにメールしました。

「今はとても取材をされに行くような心境になれない・・・」

そうしたら「心配してました!でも自分を第一優先!しっかり!」と返信が来ました。

それでようやく、取材どころじゃない状況じゃないかもしれないけど、ちょうど空いている時間だったし、「今の私にか気分転換になるかもしれないので行ってきます」と、ゆう子さんの返信に返信。

自分を第一優先・・・一気に気分が晴れて気持ちはスキップしながら取材へと向かいました。

こうやって匿名世界のブログの中でも、人とつながれることってあるんだなと改めて感じることができました。

取材の待ち合わせ場所で、東洋経済新報社の方にお会いしました。

取材場所の和食屋さんの個室で部屋に入るまでは、取材なんて生まれて初めての事なので少し緊張していたけど、真面目そうなきちんとした記者さんでお顔を見てホッとして簡単にお互い挨拶をして席に着きました。

質問された内容はブログの内容そのものでしたが、借金をしてきた理由や経緯、残高や使い道。

その借金に対する私の気持ちや思いを一通り話しました。

私には自分のことでこれまでの借金の経緯を話しただけなので、こんなことでいいの?と思う内容だったけど、借金のない人には「そうなんだ・・・」と同情とはまた違う理解のされ方をされたように感じました。

取材で感じたことと逆質問。

色々と取材されながら話した中で自分の事なのに、話しながら改めて「そうだな」と感じたり気づいたこともありました。

私は借金額は多いのですが、消費者金融からの借り入れがありません。

全てクレジットカードの借金で、内訳もキャッシングよりほぼショッピングなので、ここまで多額の借金を抱えているのにどこかで罪悪感が低いように思います。

そして記者さんにも、今でも増額の申込書が来ることや(できるかどうかは分からないので今の私の状態ではたぶん無理ですが)

リボ払いの金額を今より下げるお知らせがきたりすることを話すと「そうなんですか・・・こうやって借金が簡単にしやすくなっていること自体にも問題があるんですね」と言われ、逆に今まで私にはなかった逆の視点もあるのだと思いました。

以前に明日香さんも書いていたし私も書きましたが、お金を借りていて言うのはおかしいけれど「よくここまで貸すな」と思ってしまいます。

そんな一問一答にもならない雑談形式の取材でしたが、記者さんは私のこんな話を真剣に聞いてノートにたくさんメモをとっていました。

大した話もできず、取材の役に立てたかもわからないけれど、美味しい和食をいただき、私も自分の借金と改めて向き合う時間となり貴重な体験をさせてもらいました。

最後に私から逆質問をしてみました。

「こうやってほかにも借金を抱えている人はいますか?」と。

「いますよ」と即答でした。

そりゃあ当然ですよね、借金主婦を目の前に「あなたのような人は始めてです」なんて言えるわけがないでしょうし、でもそこはシッカリとした雑誌社の記者さんで・・・

「同じようなカード以外にも奨学金の返済ができない人、住宅ローンが払えなくなった人とか取材をしています」
「将来を見据えて奨学金や住宅ローンを組んだけれど仕事に就けない人、仕事がなくなったり、予定の給料が減ってしまったり」

そう伺い、そうか内容は違えど同じように借金で苦しんでいる人がいるんだ・・・・と他人ごとではないのに他人ごとのように聞き入ってしまっていました。

「それに今は3分の1の世帯で貯金がないと言われています」

私はつい「えっ本当ですか!」と声高に聞き返してしまいました。

自分と同じ仲間を見つけて喜んでいる場合じゃないけど・・・

うちはもちろん借金があるのだから貯金なんてありません。

借金なんてしないほうがいいに決まっている、でも借金がなくても貯金がない世帯も多い。

それだけ今は大変な世の中なんだなと、あまり世間の様子や状況が分からない私にはとても勉強になりました。

貯金がないのと借金があるのとは大違いですけどね、それは分かっているつもりです。

色々とお話をして取材を受けたことで私が困らないようになど配慮もしてもらい、記者さんが最後に「原稿ができたらまた連絡させてもらいますね」と優しく丁寧な表情言葉で仰ってくださりました。

私も感謝とお礼を伝えました。

この場を借りて改めてお礼を言わせてください。

取材中は、借金の返済に苦しむ気持ちがリフレッシュされていく気持ちでしたので、東洋経済新報社の記者さま本当にありがとうございました。

そしてまた現実の世界に引き戻されてしまうかのように店を出ました。

新・借金地獄

  • 週刊東洋経済 2017年7月15日号
    【特集 新・借金地獄】
    よろしければ、ご覧ください。

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